今回の講師はイスラエル政府公認ガイドの倉田宝郎(くらたぽうろ)氏。イスラエルに15年滞在し、今もイスラエルと深く関わっている倉田氏。独立して約60年になるイスラエルは、周囲に敵性国家を抱えながら如何にして国を護ってきたのか。 ヘルツェルとベングリオン 私もイスラエルにいる間、歴史的な人物のことを勉強したり、その人に関わった人達に会ったりして非常に感動したことがあります。その一人がテオドール・ヘルツェルです。1860年に生まれ、亡くなったのが1904年。イスラエルが独立する前に亡くなりました。ヘルツェルはオーストリアで新聞記者として活躍していました。ある日ドレフュスが、ユダヤ人であるがためにスパイ容疑で疑われ、冤罪にてフランスの軍位を剥奪された「ドレフュス事件」が有りました。この事件を取材していた彼は、その時に何故ユダヤ人はこんなに迫害されなければいけないのだと考え、それは自分達の国がないからだということを思ったのです。 そして、1896年にスイスのバーゼルで、第1回シオ二スト会議を開催します。ヘルツェルはその時「イスラエルの国をこれから創ろう」と宣言した人なのです。そして国を創るために全世界のユダヤ人から募金を集めて、ジューイッシュ・ナショナル・ファンド(ユダヤ国民基金)を創り、イスラエル建国のために飛び回ったのです。 もう一人紹介したいのが、ベングリオン首相です。このベングリオン首相がいなければイスラエルという国はなかったかもしれません。「1904年から50年後にイスラエルは独立するだろう」と予言したヘルツェルの志を受けたのがベングリオンでした。彼は国を護るために政界で働き続けてきたわけですが、スデボケルという土地で働く若者から独立戦争の時に戦った場所に残って開拓をしているという話を受け、ショックを受けました。 そして、67歳で首相を辞めて、人がまだ住めないような砂漠の中へいき、開拓していくのです。ベングリオンは国が出来て間もない頃の首相だったわけですが、彼は命懸けで、まだ生まれたばかりの子供のようなイスラエルをどのように育てていくかを真剣に考えていました。彼は砂漠に征服されるか、砂漠を征服するかだと言って、熱く生きた人でした。 イスラエルから学んだ国護り 夢も希望もなくイスラエルに行った私ですが、イスラエルで多くの人に出会いながら、明るく生きていく中で、国を護っていこうという底力を見ました。歴史上の有名な人物だけでなく、煙草屋のおばさんやパン屋のおじさんのような普通の人でも予備役があり、その普通の人が予備役に行くと、いくつもの勲章を持つとても偉い方だったりして、そのような人が周りにたくさんいるのです。ですから、イスラエルの人達はどんな事があっても動じない力強い心を持っているわけです。
私はイスラエルで「国を護る事=自分は日本のために何をするべきか」と気づき日本に帰ってきました。日本のために何が出来るかをそれぞれが考えて、行動を起していくことではないかと思います。
上記二人については、下記をご参照ください。 株式会社ミルトスhttp://myrtos.co.jp/ 「ヘルツェル 願うなら、それは夢ではなくなる」 雑誌 みるとす 2008年6月 No.98号 「ベングリオン 若者よ、大地に帰ろう」 雑誌 みるとす 2008年8月 No.99号
第46回しがくセミナー「出逢いの人間学」
第45回しがくセミナー「近道は無し」
第43回しがくセミナー「海の武士道」
第42回しがくセミナー「ルック!イスラエル〜イスラエルから学んだ国護り〜」
第41回しがくセミナー「ちょっとの気づきで人は変われる」
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代表の室舘が語る「今若者に求められる人間力」とは? 「人間力」と言っても社会では明確な定義がある訳ではありませんし、目に見えるものでもありません。私達は「人間力」を社会で活躍していくための人として総合力であるとし、5つの徳性を人間力の要素と定義いたしました...