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第37回しがくセミナー 「国防一筋38年〜我が人生とその教訓〜」 講師:織田邦男氏(航空支援集団司令官)

テーマ:イベント報告
2008-02-27 16:46
 今回の講師は航空支援集団司令官の織田邦男氏。18歳で防衛大学に入学後、航空自衛隊員として国防に尽力されている織田氏に 「国防一筋38年〜我が人生とその教訓」をテーマにご講演いただきました。


人の為に尽くす幸せ
 
 新潟で地震があったときに、災害派遣で自衛隊が助けに行ったんですが、若い人たちが生き生きと本当に幸せそうにやっている。人を助けている、人の為に尽くしているという幸せがある。決してニュースでは放送されませんが、被災者が野宿するような状態なら、自衛隊は絶対テントでは寝ません。自衛隊も野宿します。食べ物や水が無ければ、まず被災者に配り、自分達は我慢します。被災者が風呂に入れない状況なら彼らも入りません。被災者全員に行き渡ってから自分達の番です。それでも、本当に幸せそうにやっている。人を助けているという実感がある。
 

 ある雪山で遭難事故の時、ヘリコプターで救助に向かいメディックと呼ばれる超精鋭がヘリコプターから降りたが、天気が悪くなり、そのままヘリコプターは引き返した。天気が回復せず2日間ヘリが飛ばせなかったのですが、食料もない中、その隊員は救助者をおぶって山を降りて来たのです。しかもその情報は、救助者が後日お礼を言いに来て知ったことで、隊員からは一言も聞いていませんでした。
 
 ローマの政治家キケロは、「人間にとって最高の名誉ある行為は、祖国の為に役立つことである」と言っている。祖国の為というのは、人の為、世の為に役立つということです。
 
  
権利と義務、自由と責任
 

 私がアメリカに留学している時、3時間かけて隣のニューハンプシャー州まで買い物に行きました。そこは住民投票で州税を取らない事に決めたので、マサチューセッツ州より安く商品を購入できるのです。ただ、税金を減らした代わりに消防署を無くしたのです。つまり火事が起こったら自分で消せということです。それは1つの民主主義として正しいと思います。下の句があるわけです。でも日本は上の句を言って下の句を言わないことが多い。
 

 権利と義務、自由と責任。当たり前のことですが、それが当たり前になっていないのが今の日本。耳障りのいい上の句は言うが、下の句は言わない。ヨーロッパでは、上の句「私は一人でも反対する限り、橋をかけない。」下の句「だから冬でも泳いで渡れ」。一方、柏崎原発が地震で止まったとき、「危ないから即座に止めよ」と言う人がいる。下の句を言ってくれよと思います。今原発での電力供給は33%です。だから上の句と下の句を言うとしたら、「危ないから即座に止めよ。そのかわり、1日の3分の1、8時間は工夫して停電で過ごそうじゃないか」。こうした上の句と下の句を言うのなら議論に加わってもいいと私は思う。ちゃんと下の句を言って反対しなきゃいけない。そうでないのなら、無責任の恥知らずだと思います。こうした権利や自由には義務や責任が伴うということを忘れてはいけないと思います。

 
 素晴らしい日本を次世代に残すために、皆さん自身が人に尽くし、社会に尽くし、国家に尽くすという心を持って頑張って下さい。
 
 

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第9回人間力アンケート
「20代が考える読書観」

テーマ:人間力アンケート
2008-02-09 10:28
第9回人間力アンケートは、「20代が考える読書観」と題して、2007年10月21日(日)に行われた会社説明会で実施されました。有効回答数は286人。
 
 
参加者の内訳
 
 
男性
女性
総計
社会人
69人(24.1%)
54人(18.9%)
123人(43.0%)
学生
119人(41.6%)
38人(13.3%)
157人(54.9%)
総計
188人(65.7%)
92人(32.2%)
280人(97.9%)
     
286人(100.0%)
※割合は、欠測例を含めた総計を分母として算出した。
   
 
ゲームをしている人も良く見かけますが…
 
Q1. 本を最もよく読むのはいつですか ?

 
  本を読む時間帯で最も多かったのは、「通勤・通学時間」でした。続いて「寝る前」、「休日」、「あまり読まない」という順になりました。また、「あまり読まない」と選択した人以外はある程度読書をしていると考えると、今回説明会に来た人のうち9割近くが読書の習慣があるといえます。
 
  学生/社会人間では、「寝る前」、「休日」という回答で違いが見られました。社会人より学生の方が「寝る前」に読書をする人が多く、逆に「休日」に読書をするのは社会人に多いことが分かりました。会社に勤める身である社会人と、比較的自由に動ける学生との間で、休日・平日の時間の使い方に違いがあることが読み取れます。
 
 
「教養を深めるため」1位、女性にとっては気分転換も
 
Q2. 本を読む目的は何ですか ?

 
  参加者のほぼ半数が、本を読む目的として「教養を深めるため」と回答しました。「気分転換」、「自己啓発」という人も多く、次に「仕事に生かすため」と続きました。
 
  「自己啓発」「仕事に生かすため」を、学生/社会人別に集計してみると、両項目とも社会人の方が多く、一方「教養を深めるため」と回答した人は学生に多いことが分かります。社会人の方が、より明確な目的を持って読書をしていると考えられます。
 
  また、男女別集計で唯一大きく異なったのは、男性より女性の方が、「気分転換」のために読書をすると回答した人が多かった点です。男性よりも女性の方が、読書を趣味の一つとして捉えている人が多いようです。
 
 
「自己啓発」「雑学・教養」が人気
 
Q3. どのジャンルの本を読みますか ?

 
  よく読むジャンルとして、「自己啓発」「雑学・教養」がほぼ同じ割合で最も多くの回答を集めました。「歴史・時代小説」、「推理小説」、「経営・マネージメント」、「恋愛小説」、「哲学・思想」、「話し方」なども3〜11%の回答者はいましたが、「資格」と回答した人は一人もいませんでした。
 
  また、コミュニケーション(話し方)よりも、リーダーシップ(経営・マネージメント)の方に読書の観点からは興味を持っているようです。男女別集計からは、女性の「恋愛小説」好きが顕著に伺えました。
 
  Q2と併せて見ても、男女、学生/社会人を問わず、読書をするにも自分の成長を第一に考えている人が多いことが良く分かりました。
  
 
小説家以外もランクイン
 
Q4. 好きな作家は誰ですか?
 
(1)小説家
作家名 人数
宮部みゆき 13
村上春樹 10
重松清 7
東野圭吾 8
司馬遼太郎 8
村山由佳 4
赤川次郎 4
吉本ばなな 4
石田衣良 3
江国香織 3

(2)小説家以外
作家名 人数
高橋歩 3
カーネギー 3
大前研一 3
北尾社長 3
松本人志 2
藤尾社長 1
小林よしのり 1
ナポレオン・ヒル 1
斉藤孝 1

  上表の通り、小説家では『ブレイヴストーリー』などの「宮部みゆき」、『ノルウェイの森』などの「村上春樹」、『竜馬がゆく』など歴史・時代小説の雄「司馬遼太郎」など、誰でも一度は名前を聞いたことのある著名な作家があがりました。一方、小説家以外では、「カーネギー」「北尾社長」「藤尾社長」「ナポレオン・ヒル」など、いわゆる成功者と言われる方たちの名前があがりました。
   
 
どれから読むかはあなた次第
 
Q5. 周りの方々にお薦めしたい本はありますか?
 
  本回答は自由記載回答のため、 特に意見の多かった以下の3種類(小説、自己啓発、雑学・教養)に分けて記載しました。
 
(1)小説
・『ノルウェイの森』
・『流星ワゴン』
・『竜馬がゆく』
・『老人と海』
・『人間失格』
・『LOVE&PEACE』
 
(2)自己啓発
・『ユダヤ人大富豪の教え』
・『人を動かす』
・『生き方』
・『致知』
 
(3)雑学・教養
・『ローマ人の物語』
・『スラムダンク勝利学』
・『女性の品格』
・『金持ち父さん、貧乏父さん』
 
  1つ目の小説では、『ノルウェイの森』『竜馬がゆく』『流星ワゴン』など、著名な作家の著名な作品を回答する人が多く、2つ目の自己啓発では、『人を動かす』『ユダヤ人大富豪の教え』『致知』など、成功者が関係した書籍を回答する人が多くいました。そして3つ目の雑学・教養では、『ローマ人の物語』『女性の品格』『金持ち父さん、貧乏父さん』などが挙げられました。歴史・文化・経済などを踏まえて、成功への考え方を学ぼうとしている人が多いようです。
 
 
 
 
 
  今回、読書編のアンケート集計結果より説明会に来たほぼ全員(88.8%)が読書をしている事がわかりました。また、本を読む目的は「教養を深めるため」が最も多く、よく読むジャンルでは「雑学・教養」や「自己啓発」と回答する人が多くいました。自分の教養の幅を広げるため、読書を通して自分では経験していない事、できない事を他者の経験を通じて学ぼうとする姿勢の人が多い事を示していると考えられます。今後も読書を通じて、自分に必要なことを数多く気付いていきたいものです。
 
  ご協力ありがとうございました。
 
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