ある雪山で遭難事故の時、ヘリコプターで救助に向かいメディックと呼ばれる超精鋭がヘリコプターから降りたが、天気が悪くなり、そのままヘリコプターは引き返した。天気が回復せず2日間ヘリが飛ばせなかったのですが、食料もない中、その隊員は救助者をおぶって山を降りて来たのです。しかもその情報は、救助者が後日お礼を言いに来て知ったことで、隊員からは一言も聞いていませんでした。 ローマの政治家キケロは、「人間にとって最高の名誉ある行為は、祖国の為に役立つことである」と言っている。祖国の為というのは、人の為、世の為に役立つということです。 権利と義務、自由と責任
私がアメリカに留学している時、3時間かけて隣のニューハンプシャー州まで買い物に行きました。そこは住民投票で州税を取らない事に決めたので、マサチューセッツ州より安く商品を購入できるのです。ただ、税金を減らした代わりに消防署を無くしたのです。つまり火事が起こったら自分で消せということです。それは1つの民主主義として正しいと思います。下の句があるわけです。でも日本は上の句を言って下の句を言わないことが多い。
権利と義務、自由と責任。当たり前のことですが、それが当たり前になっていないのが今の日本。耳障りのいい上の句は言うが、下の句は言わない。ヨーロッパでは、上の句「私は一人でも反対する限り、橋をかけない。」下の句「だから冬でも泳いで渡れ」。一方、柏崎原発が地震で止まったとき、「危ないから即座に止めよ」と言う人がいる。下の句を言ってくれよと思います。今原発での電力供給は33%です。だから上の句と下の句を言うとしたら、「危ないから即座に止めよ。そのかわり、1日の3分の1、8時間は工夫して停電で過ごそうじゃないか」。こうした上の句と下の句を言うのなら議論に加わってもいいと私は思う。ちゃんと下の句を言って反対しなきゃいけない。そうでないのなら、無責任の恥知らずだと思います。こうした権利や自由には義務や責任が伴うということを忘れてはいけないと思います。
素晴らしい日本を次世代に残すために、皆さん自身が人に尽くし、社会に尽くし、国家に尽くすという心を持って頑張って下さい。
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